網膜剥離で３度手術し２年後くも膜下出血で倒れそれでも生還した社長日記です。

ボクサー物語、緊急入院

そんな幸せな、ひと時も
長くは続かなかった。
 
試合後、２ヶ月ほどたってから、
働き先で嘔吐して倒れてしまった。

原因は自分には解らない。
 
２、３日前から胃が重く
調子が悪かった。

前日も食べることが
できなかったので、
嘔吐といっても
胃液だけである。
 
そのまま駅前の大きい
病院に行き、待合室で
呼ばれるのを待っていたが、
その場でまた意識を
失って倒れた。

緊急で先生の前まで運ばれ、
採血し病室で横たわっていた。
 
しかし、その場の状況を
しっかり呑みこめない。

「何でここ（病院）にいるんだ？」
と思っていた。 

「早く薬をくれ！　
帰って寝れば治る！」
と言いながらも立ち上がれない。

横たわり、すこし落ち着いた時に
看護婦さん（現看護師）が来た。
 
無情にも「即入院です」
と告げられた。

待ってくれ、健康だけが
取り得のオレが入院？？ 

どこが悪いんだ？　

どうすればいいんだ？

確かに未だ経験したことの
無い気持ち悪さ。

痛くてよじれる訳では
ないが立ち上がれない。

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今思っても

天国から地獄とは
このことか。

網膜剥離や
くも膜下出血で
入院した時とは
全然違いました。

今は家族がいるし、

目標が強引に無くなる
とは人生のいたずらって
時には酷ですよ。

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