6Sep

ボクサー物語、凶暴な先輩との出会い
私の入社した会社は
上場企業、
同期新人入社数100人以上。
会社敷地内に独身寮数塔、
部署もたくさんあった(笑)
(同じ会社で働いていても
知らない人が多い。)
冷静に周りが見えなくなった私は
次の日、会社を辞めたい申を
S上司に告げた。
仕事で期待していたS上司には
止められ、 親にさんざん文句を
言われたが自分の意思を押し通した。
(今、私も二児の父になり、
その時の、親の気持ちは
よく解るが、その時は
知る由もなかった)
辞める事を告げたS上司とは
こんな経緯があり可愛がられていた。
当時、私は会社の独身寮に
住んでいた。
独身寮での生活は体育会系の
ような上下関係があり、
厳しいと同期の仲間に聞いていた。
(研修中も空手道場に通い、
帰りはいつも深夜1時を
過ぎていた私は知らなかった。)
結婚後、身も心も丸くなった
S上司は、私の入社時は、
独身寮のトップ(一番怖い人)
であった。
このS上司とは会社に
入社して2ヵ月後、
新人研修を終え
配属された先で出会った。
同期の仲間達の噂から
凄い怖い人と聞いていたので、
何で仕事先が一緒になるんだ!
と思った。
(同期の仲間はそんな私との
対立をみんな楽しみにしていた)
私から見た第一印象は
体が大きく見た目が
凶暴そうに見えた。
噂ではお酒を飲むと
凶暴で「やくざもの」
と揉めたことが・・・
と聞いていた。
極真空手に通っている。
と私の噂を聞いている
「凶暴なS上司」
当時は昇格前なので
「S先輩」と私は、
配属先で一緒に仕事をはじめた、
みんなの期待に答え、
案の定、私に絡んできた。
仕事時間以外あまり
会社の敷地内にいない
私に仕事以外のことで
苦言を言いからんで
きたのである。
お互い社会人としての
モラルは“少し”あった。
睨み付けられたが
殴ることはされなかった。
(ちなみに仕事内容は
新プロジェクト先に配属され、
日本初(大きさ)のLSIの製造、
営業マンならありえないね。)
そんな数日後、同じ部署で
新人歓迎会があった。
凶暴なS先輩は仕事に対しては
真面目、女性にやさしく、
後輩には親分肌的な人情男であった。
酔った勢いでの「伝説」が
多数あり後輩連中を脅かしていた。
そんなS先輩とお酒の席で
ご一緒する。
みんなびびった。
私は当時の極真空手本部道場の
黒帯と向かい会う方が断然、
怖かった。
宴が進むに連れS先輩は
酔っていった。
同期の新人達(私含む)は
先輩達にお酌をしてまわった。
綺麗な女性の先輩の所に
お酌に行くのはいいが、
私はS先輩の所に呼ばれた(涙)
私は座らされ、お酒の飲めなかった
私にカルピスサワーをすすめた。
からまれるかと思っていた私は、
いやだなぁ~綺麗な先輩の所に
行きたいと正直思っていた。
綺麗な女性の先輩の所に行っている
同期のSにオレと代われと念じた。
私の念じはむなしく通じなかったが、
酒癖の悪い凶暴なS先輩の
新たな側面をみる事ができた。
S先輩は極真空手のことを
よく知っており
「おまえ凄いなぁ、がんばれよ」
と酔っ払って何度も語ってきた。
会社では見たことのない
S先輩であった。
2次会3次会・・・と進み
最後まで残っていたのは
私と同期のSとS先輩の
3人であった。
また飲みに行こうなぁ
と言って別れたそうだが、
飲めないお酒をたくさん
飲んだ私に記憶がなかった。
次の日、私は泣き上戸
であると言われ、
S先輩にからかわれた。
(同期Sに聞くと、
連れて行かれたS先輩の
よく行くスナックで、
私を励まし、それに対し
私が泣いていたと言う、
凶暴と評判のS先輩との
距離が縮まった瞬間である)
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昔の会社の宴会
昔は会社の宴会といえば、
新人はお酌。
今ではあまり無いかも知れませんね。
社員旅行のある会社も少ないし、
新人の時はイヤでしたね。
時代が変化していますね。
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