7Sep

ボクサー物語、屈辱のスパーリング
野望の答え?
の見つかった私は、
辞めることの出来ない会社で
働きながらボクシングジムを
捜していた。
運よく会社から自転車で
10分の所にボクシングジム
があった。
即、入会し迷うことなく
練習をはじめていた。
ボクシングジムは空手道場とは
違った空気が流れていた。
空手道場に通う人の中には
健康志向の人もいるが、
私の通ったボクシングジムには
プロ志向の人しかいなかった。
小さいジムであったが、
けものの檻の中のようだった。
独特の空気が流れていたが、
それでも嬉しかった。
「野望の答え」に
向かっている私は、
サンドバックにパンチを
全力で叩き込んでいた。
パンチ力は生まれ持った
資質にたよることが大きい、
パンチ力のある私は
ボクシングジム会長の
目にとまった。
スパーリングをする事になった。
私のパンチ力を見ていた
相手は、はじめ嫌そうだったが、
かまわずゴングが鳴らされた。
同じくらいの体格で
負ける訳にはいかない、
と思っていたが相手に対し、
私のパンチはあたらない。
空を切るばかり。
相手のパンチは面白いように
あたり、私は鼻血を出していた。
鼻血を出しながら
闘争心剥き出しの
獣である。
負けたくない!
スパーリングが終了し、
血だらけの私の完敗であった。
その自転車での帰り道、
悔しくて泣いていた。
風の冷たい冬の夜だった。
スパーリング相手に次の日、
なぜパンチがあたらないか
聞いてみた。
私のパンチには空手の癖があり、
パンチが出てくるのが判ると
言われた。
ボクシングと空手は
相手との間合いも
パンチの打ち方も
全く違う、
スパーリングをして見て、
はじめて判った。
世の中、やって見ないと
判らないことは意外に多い。
実体験から学ぶことは多い。
教訓!
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実体験から学ぶことは多い
これを避けては前に進めない。
起業家でもノウハウコレクター
と呼ばれる人が圧倒的に多い。
一握りの成功者は即行動に移す。
あなたはどちらですか?
有名なケンタッキーの
カーネルサンダーさん
の話もあります。
失敗???
まわりが思っても、
思っていませんよ。
成功者は。
実体験から学ぶことは非常に多い。
大切です。
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