8Sep

起業物語、想定内は怖くない
売れ出したら、どこから嗅ぎつけたか 同業者がこんな安く出されたら、 商売出来なくなるよ。 と言って黒いダイヤの 在庫もろとも購入して いったそうである。 M先輩はこうなるのは、 はなから想定内。 同業者の嫌がらせにも 似た行為で、在庫がなくなり、 商品がなくなり信頼を 無くす前に、次のオオクワガタを 卸すことができたのである。 いくらでも買っていきやがれ! こっち(M先輩)は いくらでも育ててやるから! 黒いダイヤの価格が破壊され、 同業者の買占めも長くは 続かなかった。 買われても買われても 商品(オオクワガタ)を 提供できるシステムが あったからだ。 同じ商品をどんどん値下げして いくことは正しい選択とは 思わないが、子供のための 昆虫だよね? オオクワガタは。 今は安く売ってるからな。 ハッハッハッ M先輩は笑いながら、 今、オオクワガタは 俺はやってないよ。 一緒に立ち上げたやつにあげたよ。 俺には本業があるからな。 と言って楽しそうに話を締めた。 M先輩は驚くべき話をいくつも 教えてくれたが、公表するのは オオクワガタだけにしておこう。 前を読む 次を読む
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